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釣 行 日:2006年9月16日(土)
釣行場所:中木 下加賀根
利用渡船:武丸
海 況:小潮、上り潮、波2mうねりあり(一瞬3m以上)、北東風強い(一瞬、南西)、晴れ、水温25℃前後
まだまだ夏磯真っ盛りでグレ釣りには厳しい季節ですが,数釣りの練習(?)と勝手に自分を納得させて,清水会員と廣垣会
員の3人で中木に行ってきました。台風の影響が心配されたのですが,意外と波は静かで,船長曰く「どの磯でも良いよ」との
こと,「じゃカツオで」と言いたいとこでしたが,一応うねりを心配して下加賀根を選択しました(びびりなもんで・・・笑)
。
撒き餌を入れると,おびただしい木っ端の群れ(汗)。もちろん,これは想定されていたことであり,今回のテーマは「いか
にしてキーパーサイズ(25cm以上)をものにするか!」です(少し言い訳がましいですが・・・)。とにかく,キーパーサイズ
の拾い釣りを模索してみました(できれば30cm以上が合言葉)。ちなみに私は際釣りが好きなのですが,この日は通用しません
でした。私の経験浅いセオリーでは,際に撒き続けると最初は小型が寄ってくるのですが,その内に大型が姿を現して,木っ端
(エサトリ)を蹴散らしてくれると信じていました。しかし,この日は大型が蹴散らすどころか,とうとう姿さえ確認できませ
んでした。また,良いサラシが出ているからといって同じポイントを攻め続けると,サイズアップどころかサイズダウンするこ
とに気付きました。
この日の成功パターンは,“投入点を毎回変えて撒き餌を被せる”でした(もちろん足元への撒き餌も欠かしません)。この
「かっとばし釣法?」は西村オーナーに教わったことがありましたが,その時は漠然とイメージしていただけだったので,実際
に経験してみて理解できました。よく考えたら,グレは大きいほど早く泳げるわけですから,競争させれば少しでも大きいのが
喰ってくるわけです。「なるほど!」って思わず唸ってしまいました。それとこの日も水中センサーが威力を発揮してくれまし
た。あっちこっちに投げるわけですから,常に理想的な流し方ができるはずがありません。その点,水中センサーを使用すると
,潮をしっかり掴んでくれることはもちろんですが,支点が2ポイントになることから,立ち位置に関係なく,理想的な0釣法の
形が作れます(勝手にユニバーサルジョイント釣法と名付けています)。もちろん,この釣り方が万能とは考えていません。例
えば,グレより足が速いサバ等への対応です(もちろんサバには足はありませんよ。念のため・・・笑)。ヤツの群れが来たと
きは撒き餌を止めて、ひたすら早く立ち去ってくれることを祈るのみです。ちなみに超磯際でもダメでした。とにかく経験を積
んで,引き出しを増やしていきたいです。
最後に,今回、自然の厳しさを目の当たりにしました。海況としては、強い北東風で波は南西からでした。当初は静かな海だ
ったのですが、どうやら風と波が反対方向からぶつかり合って波を潰していたようです。風が南西に変わった瞬間、沖から大き
なうねりが磯を襲いました。ほんと恐ろしい光景でした。幸いにも人間は大丈夫だったのですが、バッカン等を流されてしまい
ました(道具を流されたのは初体験です)。自分としては慎重な方だと思っていましたが、あらためて気を引き締め直しました
。海況は色々な要素のバランスで成り立っています。みなさんも釣りに集中しながらも、自然の変化にも目を配ってくださいね
。
【後日談】
定期的に西村オーナーから電話でアドバイスをいただくのですが,今回は「あまり水中センサーに頼らんように!いつまでた
っても釣りがうまくならんよ」って言われちゃいました(ワハハ笑!)。確かに,最初から水中センサーを使用することが増え
ました(う〜ん反省!)。
■使用タックル
ロッド: FF砕波ストロング1.5−530
リール: トーナメントISO Z
ライン: FINE FLOAT 2.5号
ハリス: BLACK STREAM 2.25号
ハ リ: ZEEK尾長4号、剣華グレ8号
ウ キ: 環付きS-G2+水中センサーM
■釣果
尾長グレ25-27cmを十数匹(木っ端は入れ喰い)
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