釣 行 日:2006年5月4日(木)
釣行場所:福井県小浜市矢代(若狭湾)
利用渡船:池端渡船 Tel:0770-54-3321
海 況:小潮、晴れ、水温13℃台


5月3日から5日まで、福井県の若狭湾に釣行してきました。

 目的は京都に在住し、GUREKOウキの製作者である西村オーナーに会う事です。TeamGUREKO関東が発足してから3年が経ちます が、今まで西村オーナーと直接会った人は塩田・佐山アドバイザーや清水会員と数名だけでした。私も直接お会いした事は無か ったのですが、メールでは色々とアドバイスを頂いてました。ちょうど清水会員から「西村さんに会いに行きませんか?」とい う提案があり、私も前々から「GUREKOウキを作る人ってどんな人だろう?」と興味をもっていました。そんな経緯から、金田会 員、清水会員、広垣会員、私の4人での若狭釣行が実現しました。

 PM5時頃に金田会員の自宅に集合後、清水会員の車に乗り換え東名厚木から一路、若狭湾へ向かいました。連休のため心配し ていたひどい渋滞には捕まる事なく北陸道に入る事ができました。金田会員と西村オーナーが決めた予定では最初に若狭堂釣具 店で落ち合う事になっていました。予定よりちょうど1時間半ぐらい早く着いたため、魚拓や他の人のコマセ作りを見ていまし た。魚拓に関しては日本海側のせいか殆どが黒鯛でしたが、その中に数匹40オーバーの口太や何故か60オーバーの尾長の魚拓が ありビックリさせられました(釣れた理由を後で西村オーナーに説明して頂きました)。そうこうしているうちに予定の時間にな り、辺りを見回すと西村オーナーの車が近づいて来るのを清水会員が発見。私達が乗っていたのを知っていたかのように清水会 員のワゴンの後ろに止まりました。皆で西村オーナーに挨拶し、店内で雑談しながら今日のコマセの準備を西村オーナーにアド バイスして頂きました。若狭では伊豆では考えられないようなエサ取りの猛攻に対処するため、色々な工夫が必要だとの事でし た。配合は遠投性を重視した物をチョイスし、コマセ作りもアドバイスして頂きました。

準備が整い、いざ日本海へ!。

矢代港前 話が弾むTGK会員達と西村オーナー

 予想はしていましたが、日本海側はまだ夜から朝にかけて肌寒い状況でした。入り組んだ峠道を抜けると薄明るくなった谷間 から若狭湾が見えてきました。今回は西村オーナーが利用している池端渡船さんにお世話になりました。この日は久々の晴天に 恵まれ、釣り人も多かったです。出船後、私は西村オーナーの隣にいたため、若狭湾の磯ガイドをして頂きました。渡礁する前 から何故か2人の間で話が盛り上がってました(笑)。

 最初に、西村オーナー・金田・早藤で「地の立神」へ渡礁し、清水・広垣が若狭でも特級磯である「沖の立神」へ渡礁しまし た。先に私が釣り場を決めさせて頂き、沖向き右側の場所で釣らせて頂きました。GUREKO(環付M-G2)をセットし、実釣開始!。 金田会員は左側、西村オーナーは陸向きの釣り場に入って釣り始めました。私の柄杓が短く遠投が効かない事に気づいたのか、 西村オーナーに遠投用柄杓を貸して頂きました。カップサイズがMのためコマセが崩れにくく、良く飛びました。波ッ気もあり 、海は良い雰囲気なのですがエサ取りが見当たりません。

特級磯の「沖の立神」 「沖の立神」で竿を出す広垣会員 全員で乗った「地の立神」

 4月〜5月は日本海側は雪解け水が入り込む(ゆきしろ)状況が続くため 、水温が中々安定しません。昨年が大雪だったため、今年のシーズンは若干遅めのような気がしてました。その影響かはわかり ませんが水温は13度台で食い渋りが予想されました。そのような状況から、私も「今日は長期戦になりそうなのでを色々なポ イントをじっくり探ってみよう」と考えてました。最初は足元から出るサラシ付近や払出しで作られた泡溜まりを狙っていたの ですがアタリが無かったため、右側磯の沖に潮目が出来ていたので、磯からの払出しに乗せて攻めてみました。周りを見ると皆 さんも沖を狙っている様子。でも激シブの釣りに苦戦してました。こんな状況でも「1日に最低1回はアタリがあるだろう!」と 信じながら磯際や右側からの潮目を攻め続けました。私の気分も滅入ってきたのを察知したのか西村オーナーが声を掛けてくれ ました。ちょうど狙っていた沖の泡溜まりで大型の黒鯛が食ってくるとの事でした。また今までの釣行経験から学んだ事を惜し げも無く話して頂きました(本当に楽しかったです!)。そうこうしているうちに金田会員が魚をヒット!・・が、惜しくもハリ はずれ。食い渋りのせいか簡単には竿に乗りませんでした。

西村オーナー(左)と金田会員(右) 合流した広垣会員と清水会員

私も気分を切替え、釣り再開!。

 右側磯の払出しに乗せて沖を釣っていると、ついにGUREKOウキ独特のアタリが出始めました!。ここから直ぐに合わせてはい けません。私もはやる気持ちを抑えながら、全員がGUREKOウキを見つめていました。ウキが1.5m近く入ったぐらいでスプール からラインが引き出され始めました。それを確認して竿を立ててみると、一瞬、乗ったか?に感じましたが無念のハリはずれ。 ウキはバッチリ仕事をしていたのに残念です。状況によって竿を立てるスピードを変える必要がある事を痛感しました。午後か らは清水・広垣会員も地の立神に合流し、全員で竿を出す事ができました。残り時間も少なくなり誰もが「全員メジナボーズか ・・」と頭をよぎった時、ついに清水会員がヒット!。上がってきたのは30cmオーバーの口太メジナでした。納竿寸前にメジナ が釣れて全員で喜びました。

3人並んでの竿出し 唯一のメジナを釣った清水会員 釣行後の集合写真

 夜は池端渡船さんの宿に宿泊させて頂き、夕食を交えながらの釣り談義や今まで直接聞けなかったGUREKOウキの仕組やその理 由、今後のTeamのあり方などを話し合う事ができました。釣りやウキ作りの苦労あり喜びありとこのレポートには書ききれませ ん。本当に充実した時間を過ごす事ができました。

 これからも西村オーナーとGUREKOウキユーザーが直接話す機会を作れればと思っています。また、GUREKOウキを通じて素晴ら しい人や魚に出会える事を願っています。

今日の釣果(美味しかった!)


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