TEAM GUREKO関東 第6回GUREKO杯

釣 行 日:2008年11月29日(土)
釣行場所:大瀬(親島、高平、鵜の根)
利用渡船:大倉丸(倉ノ下)
海 況:大潮、波及びウネリやや高い、北東風(やや強い)→西、晴、水温18℃前後
参加者:8名
     淡路会員、金田会員、北山会員、清水会員、生江会員、早藤会員、廣垣会員、八尾会員
競技規定:
 ・メジナ23cm以上5匹までの総重量
 ・フカセ釣りに限る


どうもTEAM GUREKO関東のキンタこと金田です。

 11/19に年1回のチーム公式戦であるGUREKO杯を開催。早いものでGUREKO杯も今回で6回目となった。また、大瀬は西風及び東 風どちらでも対応可能なことと磯によるハンデも少ないことから、大会場所としては条件が整っているので3回連続の開催であ る(もちろん船長の人柄が第一の要因ですが・・・笑)。

 いつものように釣り餌センタータカラに集合して、撒き餌の準備等あわただしくしながらも、早藤会員の三連覇を阻止する話 題で持ちきりであった。そう彼は過去2回の大瀬での大会で2連覇しているのだ。大会に先立って、船長との打ち合わせを兼ねて 大瀬に行った道中でも、「早藤さんの三連覇をなんとか阻止しないと!」(金田)、「それなら〜みんなにもっとがんばっても らわないとダメでしょ!」(早藤)「・・・」(金田)と自信満々のあらたな"早藤語録"を発していたのであった。そんな背景 もあり、みんなの合言葉は「早藤阻止!」であった(ワハハ!)。

 夜も明けきらないうちに大倉丸は出船。港を出ると少し予想よりウネリが残っている状況・・・当初の船長との打ち合わせで は、凪さえ良ければ"オン根"、"長根"、"与平"の予定だったのだが(何れも超一級磯)、どうやら難しそうだ(う〜ん・・・冷 や汗)。結局、クジ順にしたがって、まず"親島"に淡路会員、清水会員、八尾会員と私(金田)、次に"高平"に北山会員と早藤 会員、最後に"鵜の根"に生江会員と廣垣会員が上がった。

各磯の状況は以下のとおり。

【親島コメント:金田】

淡路会員(親島) 清水会員(親島) 八尾会員(親島)

 親島は、近くに"牛ヶ瀬"、"長根"、"与平"及び"勘太郎"という大瀬を代表する超一級磯があるために普段は目立たないが、今 シーズンは釣果が安定しており狙い目の磯で、船長に「今は親島がエース」と言わしめるほどである。明るくなるのを待ってか らクジ順にしたがって、淡路会員がマタカネ向かいのサラシ場、私がチャカ場、八尾会員が伝吉向かいの先端、清水会員が長根 との水道に釣り座を構えた。潮は上りで本瀬港に向かって流れていて八尾会員の前できれいな潮目ができており、八尾会員は開 始早々テンポよくキーパーを釣り上げている。渡礁時がほぼ満潮だったので間もなく下り潮が入るだろうと「いまか?いまか? 」と待っていたが・・・一向に変わる気配がない(私の釣り座の本命は下り・・・泣)。清水会員に様子を聞きに行くとやはり 厳しい状況のようである。清水会員の話では「淡路会員が良型をタモ入れしていた」とのこと。それを聞いて私も集中してなん とかぼちぼちのキーパーをポツポツと2枚あげたところで弁当船がやってきた。このタイミングで各磯の写真を海上から撮影す る手筈だったので船に乗り込んだ。船上からカメラを構えるのだが、みんな余裕が無いようで、うつむいたままで愛想が悪い( 苦笑)。せっかくの海上撮影なのに・・・やはり厳しいからか? 少し寂しい思いをしながら船長に戻ってOKのサインを送る。 撮影を終えて親島に戻り、弁当が来ている旨を伝えがてら淡路会員の様子を見に行くと「既にキーパーはそろえて1枚は37cmぐ らいの良型ですよ」とのこと。「こりゃいかん!さあ〜がんばるぞ!」と気合を入れるも、釣れてくるのはキーパー以下のコッ パばかり・・・対照的に八尾会員はキーパーサイズを連発(うらやまし〜!)。結局、期待した下り潮は最後まで入らず・・・ 私はなんとかキーパーぎりぎりを2枚追加して納竿となった(計4枚・・・規定枚数に届かず)。清水会員の方はというと、当て 潮に苦しみながらも磯際を丹念に攻めてキーパーをきっちり5枚揃えていた。やはり内のエース!厳しい状況でもきっちり結果 を出してくる。それに引き替え私は・・・(びえ〜ん号泣!)

【高平コメント:北山会員】

早藤会員(高平) 北山会員(高平)

 暗い内に高平へ早藤さんと渡礁。奇しくも大瀬開催のGUREKO杯優勝者同士の対決となった。私がクジ運にて最初に場所を選べ るのだが、沈み根が見えない、潮が見えない、水深が判らん、サッパリ判らん・・・結局風裏だから・・・という理由で水道側 を選んだ。早藤氏はチャカ場に程近い風向かい側に陣取る。高平の磯の頂上を越えての釣り座だったので、お互いが見えない状 況での釣りとなった。とりあえずコマセを撒いて、目の前の水道は左から右へゆっくり流れている事を確認。潮上に仕掛けを置 きコマセと同調させつつアタリを待つ。ウキはG2。ジンタン2個付けで仕掛けを立たせながら流す。ウキが斜めになった!ハリ が無い。何度もハリを取られ、ジンタンをハリのチモトに打って対抗。ウキが「じわ〜」っと沈む・・・がハリ掛りしない。し ばらくしてまたウキが静かに沈む・・・大あわせ。ずしっとした重量感ある引きでやりとりするも浮き上がってこない。力任せ に浮き上がらせようとしたら、ハリはずれにてバラしてしまった。その後ウキがすごい勢いで走り、心地よい重量感と共に30cm 弱が釣れたところで日が上がった。コマセにフグが群がっているのが見えたのでコマセを止めてしばらく様子を見ることにし、 何尾か追釣するも規定以下の大きさなのでリリース。早藤さんの様子を見に行くと、やはりフグが居るようでコマセを止めてい た。昼食を終え、残り1時間半となったのだがコマセが半分以上残っていたのでドカ撒き状態に。コマセ撒きに専念していると スプールが弾かれ糸が出て行く。尾長?と思いながらも上げてみたら30cm強の口太君。なお追釣するも30cmオーバーは来ず、厳 しい結果に終わりました。早藤さんも日が上がってから魚が良く走ったそうで、元気な口太君と戯れさせていただきました。

【鵜の根コメント:生江会員】

広垣会員&生江会員(鵜の根)

 この磯は沖向きが釣り座になりますが、磯に向かって右側が底物、左側が上物狙いのポイントになります。当日は右側の底物 ポイントで釣りを開始しましたがコマセを撒くとそれに餌取りの北マクラが群がり、コマセから外さないと餌取りをかわせない ような状況でした。餌取りをかわしても、釣れてくるのは20センチ程度の木っ端だらけ。10-15m先に沈み根がありその近辺も流 してみましたがそこも餌取りが多くなかなか釣果に結びつけるのが難しい状況でした。一方、左側のポイントは根が点在してお りうまく餌取りをかわすことができれば楽にメジナを釣ることができます。この日は残念ながら木っ端が多かったですが水温が 低下して木っ端が少なくなれば、良い釣りができるかも知れません。広垣さんはというと、同様にコッパに苦しんでいましたが 、コマセワークやタナの調整等でキーパー5枚をきっちり揃えていました。

検量風景 検量結果発表

●大会成績

会員名
総重量
 内訳
優勝
淡路会員
 3,050g 5匹
2位
清水会員
 2,600g 5匹
3位
八尾会員
 2,500g 5匹

タカラ賞贈呈(生江) 3位浮き贈呈(八尾) 準優勝賞金贈呈(清水)

GUREKO杯引継ぎ トロフィー贈呈

【大物賞】
 淡路会員:口太メジナ37cm

【優勝者コメント:淡路会員】

優勝&大物賞の淡路会員

 第4回GUREKO杯以来、例会含め2年振りのオフィシャル・イベントへの参加で、楽しく釣りができればいいな(?)という位の 気持ちで参加しましたが、優勝&大物賞と思わぬ結果となりました。朝のうちはナライが強く、風表となる金田、清水、八尾の 各会員の釣り座は釣り辛い状況のようでしたが、私の釣り座は風裏のため殆ど影響無く、また伝吉との水道からの払い出しで、 いいサラシが出来ており、比較的に釣り良い状況でした。選択した釣り座は伝吉との水道からの払い出しとマタカネ方向からの 波で、きつめのサラシが出来ていたので、仕掛けを安定させるため、00Rに7号と8号のジンタンを2段打ちし、サラシの端付近に ポイントを絞ってスタートしました。事前情報では食いが渋いとのことだったので、アタリを取りやすくするため、自分が得意 な仕掛けを張ってアタリをとる方法で望んでいたら、しばらくして「コンッコンッ」というアタリにすかさず軽いアワセを入れ ると良型と思われる強い引きが!いつに無く慎重なやり取りで何度か突っ込みをかわしつつタモを片手に取り込み位置まで移動 し、ようやく取り込んだのは大物賞となる37cmの口太でした。その後もしばらく同じ要領で30cm強までの口太が何枚か続きまし たが、その後潮が緩み、同じ釣法ではアタリが取れなくなったので、ウキの動きを見ながら聴きアワセを入れてみると再び釣れ だし、結果的には25cm以上20枚以上を含む30枚以上のメジナをゲットして満足の釣りができたところで早めに納竿し、久しぶり の伊豆磯の景色を堪能しました。また、他の会員の釣りを拝見して楽しく満足な1日でした。最後に、参加者全員が怪我無く終 えることができ、また釣果にも恵まれ大会らしい大会になりました。幹事の金田会員は雑用で釣りに集中できなかったと思いま すが、おかげで楽しいGUREKO杯となりました。また大倉丸船長にも感謝したいと思います。来年の第7回GUREKO杯も優勝狙いま すよ!

[淡路会員セッティング]
 ロッド:1.25-575
 リール:2500番
 道 糸:2号
 ハリス:1.75→1.5号
 ハ リ:早掛4→3→5
 刺し餌:生オキアミ
 撒き餌:生オキアミ6kg+アミ1kg+集魚剤1袋
 ウ キ:仕掛け投入場所に応じて00R, 00, 0を使い分け、ジンタン6,7,8号で調整

●総評
 水温が下降中でグレの喰いが渋い上にウネリで厳しい状況でしたが、事故もなく全員が検量に持ち込めたので、大会としては 成功だったと思います。ま〜私としては早藤会員の三連覇が阻止されて「ほっ」としています(ワハハ笑い!)。また、アメリ カに単身赴任中の淡路会員が優勝し、わざわざ参戦してもらった甲斐があったと思います。

 最後になりましたが、海況が厳しい中、磯割に関する配慮や海上からの写真撮影に協力いただいた上に賞品まで用意してくだ さった"倉ノ下"様には感謝の言葉もありません。また、賞品提供してくださった"GUREKO"様、"釣り餌センター タカラ"様にも この場を借りてお礼申し上げます。

集合写真

文責:淡路会員、北山会員、生江会員、金田  写真提供:早藤会員、金田



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