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釣 行 日:2014年5月10日(土)
釣り場:神津島 陸の砂糠崎
利用渡船:賀寿丸
海 況:中潮、南西風→北東やや強風、潮は終日南から午後速く、ウネリやや大→波及びウネリ大、晴、水温17.3℃
ご無沙汰しております。Team GUREKO関東のキンタこと金田です。実は体調不良で2年近く釣りができない状況でしたが、なん
とか復調して釣りが再開できるようになりました。体力が落ちているのでご迷惑をおかけすることもあろうと思いますが、よろ
しくお願い申し上げます。
復帰最初は無理せずに半島周りと考えてGWに妻良と伊浜に行ったが、メジナボーズ(MB)と敢え無く撃沈(びえ〜ん号泣!)
。やはり磯釣りは甘くないと思い知らされる"ほろ苦い"復帰となった。そこで、なんとかメジナの顔を見たいと好調の神津島へ
!(安直ですみません)
この日は前日夜の南西ど強風による波とウネリで西側は全滅であり、恩馳群礁は「大根」、「長ン根」、「カナシキ」、「ア
サラ」ぐらいしか渡礁できない状況。好調な「大根」は賀寿丸の速さなら確保可能だが、その間に他船が「長ン根」につけるの
で選択肢は少なかった。?苗島の磯番は「平段」であったがウネリのため釣り座は限られていた。当然、誰もが恩馳や?苗を希望
するだろうし、以前なら私も狙っていただろう。しかし、再開したばかりなので「地方でのんびりやりますよ」と船長に告げた
。多分、船長は潮向きを考慮して「ソーダイ」あたりを考えてくれていたと思うが、北東の風が強くなり「金田さん、久しぶり
なので無理せずに風があまりあたらない方が良いよね。陸の砂糠崎でやりますか?」とのことで、初場所であったがOKサイン。
ウネリで本来のチャカ場に付けられず、一旦別の場所におりて這い上がろうとしたとき、滑って落ちそうになった(久しぶりな
もんで・・・いや〜危なかった・・・)。去り際に船長が「ここはイサキのデカイのがくるので頑張って!ま〜メジナもうまく
ゆけば・・・釣れるかも・・・?」と説明。「えっ!」なんとかメジナの顔がみたいのに・・・またMBか・・・と不安が脳裏を
よぎった(泣)。
まずマキエを入れて"あんぐり"・・・潮が全く効いておらず、まっすぐ沈んでいく・・・(汗)。10mほど右手に大きなサラ
シがでており、足元はその方向に引かれているようだったので、ひたすら足元にコマセを入れて、サラシの払出し沖に仕掛けを
投入し続けて2時間程度経過したとき、するどくラインを引き出すアタリ!アワセを入れたとたん沖に走った上に頭を振ってい
る・・・これはもしや?と思ったとおり、あがってきたのは綺麗な桜色の真鯛60cmであった。良型の真鯛に喜ばなければいけな
いが・・・今まで真鯛を釣った時にメジナで良い思いをしたことがない・・・(溜息)。やはり次にあがってきたのも67cmの真
鯛・・・もちろん嬉しいがメジナちゃんの顔が見たい。次は最悪なことにアタリと同時に手元でラインブレイク!ミチイトがリ
ールに絡んでいたようだ・・・幸い(?)なことに穂先にライラインが絡んでいたので、直接ラインを掴んで綱引きのごとく引
き寄せたころ、浮いてきたのはまたもや60cmクラスの真鯛。しかし、タモ入れしようとしたときウネリでテンションが緩んでハ
リはずれ・・・そりゃ〜手だもんね!竿のようにはテンション維持できへん(笑)仕掛けを組み直して再開したが、真鯛ラッシ
ュは終了したようだ。しばらくして穂先を見るとトップガイドが無い!回収して確認するとウキのところにトップガイドがあっ
た。先ほど絡んだときに緩んだようだ(危ないとこだった)。竿を交換して釣りを再開(何してるんだか・・・とほほ)。
アタリが遠のき「ボ〜」としていると突然ラインが引き出された。アワセと同時に足元に突っ込んでくる。「尾長だ!」と叫
び意気込んでやり取りして浮かしたのは50cmオーバーの尾長であった。しか〜し、2年ぶりのタモ入れであり、6m一杯の高さで
あり、真鯛の取り込みで疲れきっており、ウネリも大きく・・・うまくタモ入れができな〜い!(言い訳いっぱいですみません
・・・)。まごまごしていると逆襲にあい、片手ではとめきれずにハエ根に突っ込まれてThe End・・・(オーマイガッ!唖然
・・・)気を取り直して再開するも後が続かない・・・時折、イサキが釣れてくる。船長の言うとおりデカイ!しか〜し、メジ
ナを釣りた〜い(贅沢ですみませんが・・・2年近くメジナを釣ってないもんで・・・)。チャンスを逃し、「もうダメだろう
な・・・」と絶望感に浸っていた。時間だけが過ぎていく中、ふとみると足元の底の方にメジナの姿が確認できた。磯際に丁寧
に落とし込んでいくと「キター!」(久しぶりに織田裕二登場)、待望の44cmの尾長であった。「神様ありがとう!神津島よ愛
してるぜ!」と叫んでしまった(ワハハ!)。気を良くして鼻歌交じりで落とし込んでいくと・・・気付いたらまたもやリール
に道糸が絡んでいた。なんとか解こうと焦っていたら・・・こんなときこそ来るんですよね・・・リールが巻けないので、右手
をリール代わりに巻き込んでいき良型の尾長を浮かすことができた。「がっ!」気付いたら左手に竿、右手にラインを巻きつけ
ている・・・そう!タモが取れない・・・強引にタモを取ろうとしたが大暴れされてバラシ(もはや手の施しようがないアホぶ
りである・・・)。
仕掛けを作りなおして(何回目だ?)、磯際に落とし込んでいくと・・・良く見ると先ほどまで尻尾が青緑だったのに黒に変
わっている。「ヤバイ!」と思ったが時すでに遅く、竿先が海面に突き刺さった。下品な引き・・・根に走らずひたすらバカ力
で引っ張る・・・そう奴ですよ・・・巨イス!竿は満月のように曲がり・・・ドラグが悲鳴をあげる・・・「切れてくれ!」と
願うが・・・こんな奴に限って切れない。浮かしたら楽勝で60cm以上はある。タモ入れしたくないのでミチイトを切ろうかとも
思ったが、ウキがもったいないので思いとどまった。なんとかタモ入れしたが60cmあるタモ枠からはみ出ている・・・あまりに
も重くて疲れ切った腕では容易に引き上げることができない・・・仕方なくずり上げたらタモの柄が損傷した上に両腕が攣った
(これならミチイトを切るべきだった・・・涙)。その後、イサキを追加して納竿を迎えた。ちなみにイサキは結構釣れたが、
全て抜き上げたので、かなりはずれて海にお帰りになった(もったいないことして・・・すびばせ〜ん!)。下田港に戻っての
検量で「えっ!尾長も釣れたの」との船長の言葉に「・・・」(苦笑い)タモ入れの失敗やライントラブルを連発して素人丸出
しの釣りだったので、神津島としては貧果に終わったが、なんとかメジナちゃんの顔も拝見できたし、真鯛のおまけ付きと、復
帰としては"めでたい"1日となった(お後がよろしいようで・・・ちゃんちゃん)。
■セッティング
ロッド:ISO LIMITED T2 50-56(56で使用)→競技SpecialU1.75-530
リール:トーナメントISO Z 3000LBD ZAION(銀狼スプール使用)
ライン:フロストンVx2号
ハリス:ジョイナーV2 2.5号(10m)
ハ リ:鬼掛尾長ネムリ茶9号→鬼掛夜尾長11号→同12号
仕掛け:ハリスにウキを入れて誘導部分7m(カラマンボウロング〜ハリ:3m)
刺し餌:ボイル&オキアミハード(ほぼ交互に使用したが、釣果はほとんどボイル)
撒き餌:生オキアミ6kg+ボイル6kg+パン粉8kgをバッカン2個に分けて磯に持ち込みウキ:環付L-0000⇔L-0000R
ウ キ:環付L-0000⇔L-0000R
■釣果
尾長44cmを1枚、真鯛60cm(2.6kg)&67cm(3kg)を2枚、イサキ38〜45cmを5枚
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