TEAM GUREKO関東 2008年10月度例会

釣 行 日:2008年10月25日(土曜日
釣行場所:中木 白根
利用渡船:武丸
参加者名:青木(幹事)、金田、清水、生江、橋本、早藤、広垣
海況:中潮、朝のうちウネリ有り、南西風→北東風、曇りのち晴れ、水温23.5C


今シーズン初めての例会を南伊豆・中木にて実施しましたのでその時の状況をレポートします。

北東向き(手前から橋本、金田、広垣会員) 清水STAFFの竿出し 南西向き

●各ポイントの状況

 いつものように釣エサセンタータカラに集合し、今回の例会の簡単なルールを説明、挨拶もそこそこに中木に向かいました。 中木に到着し、乗船の準備に取り掛かりましたがどうやら昨日の天候の影響でウネリが結構残っている様子。それでも問題は無 いらしく無事出港、ウネリ中を進んでゆくと船長から声がかかり、メンバー全員で一級磯の「白根」にのることができました。 場所決めは予めクジ引きで決めておいた優先権によって「チャカ場側」に橋本会員、金田Staff、広垣会員、清水Staff、「表本 場側」に早藤会員、生江会員、「タカ」に青木が入りました。 朝の海の様子はウネリの影響により波が足元を洗っていくよう な状況で潮はそこそこ効いている感じでした。釣りの準備を初めていると隣の橋本会員が早々とヒットさせている。しかし残念 ながらハエ根にハリスを擦られて切られてしまったようだ。この日「チャカ場側」は活性が高くで中小型がコンスタントに釣れ ているのが確認できた。「タカ」も午前中は活性が低くなかったと思うが時折左から来るウネリにより折角なじんできた仕掛け がさらわれてしまうことが多く、型を見る程度に終わってしまった。逆に表本場は朝は渋かったようだが早藤会員が中型を確実 に釣り上げていった。

●表本場に入った早藤会員のコメント

 当日は南からのウネリが大きく、南向きに釣り座を構えるのが難しい状況でしたが、潮止まりから上り時にウネリが下がる事 を期待して南西向きに釣り座を構えました。ウネリが大きく磯際に近づけないため、海面から竿先までの糸ふけを5m以上出す ため仕掛けを流すのに苦労しましたが、浮きの安定性に助けられ釣りをする事ができました。遠投しながら仕掛けとコマセが同 調し易いサラシの切れ目付近や周辺の流れを集中的にせめ、2時間近くたってようやく足裏サイズの尾長メジナを釣る事ができ ました。その後、ウネリが落ち着き上り潮に切り替わってからは、足裏サイズを連発してヒット出来ましたが中々サイズアップ が図れません。昼1時以降からアタリが遠のき2時以降からは殆どアタリは無くなり3時で納竿となりました。大きな課題として は、サイズアップが図れなかった要因として、一番釣れていた時間帯にウキや仕掛けを変えながら、釣れている魚の層の下や周 囲を攻めれていなかった点が上げられます。次回はこれらの課題が少しでも克服できるように頑張りたいと思います。」

サイズアップに苦戦中 清水STAFFの竿曲げ お世話になった武丸

●結果

 実釣が終わり港に戻っていよいよ検量。釣果が釣り人の顔にそのまま出てしまう瞬間だ。順番に検量し集計していくと早藤会 員が早々とトップに躍り出た。金田Staff、橋本会員もキーパーを揃えたが早藤会員には届かない。まわりの会員からは「また か」と声が漏れ始める。しかし勝負はそんなに甘くはない。清水Staffの釣果を検量していくとどうやらいい勝負のようだ。そ して結果を集計すると僅か1cmの差で清水Staffが逆転勝利。まわりから「良かった!良かった!」と声が掛かる。今回は早 藤会員の満悦顔を見なくて済んで皆安堵しているようだ。

【競技規定】
 ・グレ25cm以上3匹の総長寸
 ・GUREKOウキを使用
 ・ポイントはクジ引きを行い、クジの若い順に優先権が発生
  AM10時に優先権が逆転するが行使するかは各会員の良識的な判断に委ねる。

●例会成績

会員名
3匹の総長寸
 内訳
1位
清水
 97cm 最長寸35.5cm含む
2位
早藤
 96cm 

●優勝者 清水Staffのコメント

 カツオ向かいの状況を報告します。前日の低気圧が残したうねりが残り、大場所の白根でも竿を出す場所が限られ非常に厳し い状況でした。AM9時に潮が下げきったところで風が北からのナライへと変わり、少しずつうねりが収まりさらしの切れ目に仕 掛けが安定して収まるようになりました。ようやく本来の釣りができるようになりましたが浮きにでる反応はしぶく、本命のあ たりまで結びつきません。また、エサ取りの反応も多く知らずのうちに付け餌がとられるようになりまさに秋磯真っ盛りと言っ たところでしょうか。朝一の不意な大物に備え太いハリスにガン球段打ちの仕掛けから一転、竿ごと一ランク下の物に変更し細 仕掛け食わせ重視の作戦に変更しました。足元にぱらぱらとボイルオキアミを撒き仕掛けの同調をイメージします、竿一本ほど 入ったところで前ぶれも無く道糸が引っ手繰られました、際のしもりに気を付け慎重にやり取りし無事タモに収まったのは30 cm前後の尾長メジナでした。釣り開始から3時間後にやっとの本命キープです。頃合を逃さず生かしバッカンを用意する間に も、コマセは欠かさずポイントに打ち場を和ませます、すかさず用意ができたところですぐに仕掛けを投入し作戦通りに2匹目 の尾長をキープ。今日の例会規定は3匹の合計長寸であるためあと一匹がほしいところですが、あたりが遠のきお昼にしました 。反対側の早藤会員の様子を伺うと潮は下加賀根方向へゆっくりと流れており、奔流釣りで順調に尾長を掛けている様子、生か しバッカンを除くと30cm以上と思われるメジナが数匹入っており、心の中で“こりゃやられたな”状態でした(笑)。

 さて、一服したところで2ラウンド目開始、コマセを撒くと案の定当潮で仕掛けが足元へ寄ってしまう状態です、釣りにくい 状態ですがしかし白根の際はあのギュ−ちゃんがいることで有名、際釣りは選択の一つです。際の魚は餌を瞬間的に捕らえ竿を 引っ手繰る、また、先ほどから尾長が良く掛かっている事から針をあわせ尾長へ変更し狙ってみました。コマセを少量巻き1m ほど沈んだところで仕掛けを投入にさらにコマセを一杯巻きます、仕掛けにはガン球を打っていないのでがコマセと略同じ速度 で落ち込んでいきます、ウキ下のマーカーがゆっくりと沈もうとしたとき、前触れも無く道糸が引っ手繰られました、食った棚 が浅いので青物かな?と思いましたが際へ走ろうとするその手ごたえは今日一番の35cmオーバーの尾長でした。針の掛かり 場所も良くまたまた作戦通り。とりあえず規定の3匹を揃えたところで納竿としました。

例会参加者の皆さん

●総括

 今回、低気圧の影響が心配されましたが各自の安全に対する意識の徹底により、トラブルもなく最後まで釣りを楽しめたと思 います。また仕掛けのローテーションなどの技術的な面でも各会員の収穫は少なくなかったと思います。GUREKOウキのポテンシ ャルを引き出すことができれば良い結果が待っている事を上位入賞者は良くわかっています。これは各会員が更なるブレイクス ルーのする為の鍵となってくることでしょう。最後にいつも親身にアドバイスしてくださる中木、武丸の船長、乗船が一緒にな った方々ありがとうございました。

文責:青木、清水、早藤 写真提供:青木、金田、早藤



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